2006 年04 月03 日
「RIZE」
やー、こりゃ凄い。ロスのストリートダンサー(というか、ピエロとして子供の誕生会なんかの出張パーティをやって金を稼ぎ、ダンス時も顔にペインティングしてたりして、踊れるピエロというスタンスのようだ)のドキュメントなんだけど、とにかくダンスが凄い!映画の冒頭「早回しはしてません」と字幕が入るが、まさにこれがなかったら早まわしかと思うくらい動きが速い。特に腰なんかは秒殺ものだぁ〜!
金沢のClubでもダンサーはよく見かけるし、けっこううまいやつもいるけど、それとは2〜3桁レベルが違う。以前から日本人レゲエダンサーはけっこうイタイ存在だと思っていたけど、これ見るとヒップホップ系ダンサーなんかもイタく感じてしまいそう。ダンス以前に身体能力からぜんぜん違うんだろうな。ダンサーたち、これを見て自信を無くしてくれ。
肉体的スペクタクルも凄いが、「ギャングになるか、ピエロになるか」という不条理ギャグ的ハードな環境の中でダンスで這い上がっていこうとする若者たちを描いていて、社会派のドキュメンタリーとしてもイケてる。
また、映画の中にもアフリカの伝統的なダンスのカットが挿入されているが、ボディペインティングやアフリカンダンスとの類似性など、ルーツを意識したダンスが、貧困層の若者の間から自然発生的に現れるという現象も興味深い。
社会派でアーティスティックでスペクタクル。それは俺のことかい?
ダンスファン以外にもおすすめです。
来週は久しぶりに踊りにいこうかな〜。
(シネモンド 4/1〜4/14)
投稿者:親方
at 03 :01| 映画
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