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2006 年07 月31 日

「サイレントヒル」

久々のシネコン。
堤幸彦監督の「サイレン」を見て、あまりの不出来さにガックリきて、口直しに「PROMISE」を見たらこれまたイマイチだったとき以来。このときはシネモンドってハズレがないなあと、改めてその有難さに感謝したのであった。
ちなみにその前は「ランド・オブ・ザ・デッド」。シネコンへはホラーしか見に行ってないような気が…。

で、今回の「サイレントヒル」だが、そこそこ面白かった。
まず、霧(煙?)にかすんだ街の様子と雪のように絶えず降り注ぐ灰がイイ。地下では炭鉱火災が燃え続けており、いかにも地獄という感じ。全般にいいムードが漂っている。さらに、鳴り響くサイレンも不安を掻き立て、そのあと起こることも期待以上の不気味さである。

とはいえ、不満な点もある。元ネタはゲームということで、ゲームっぽい話の展開(あちこちに隠されたメッセージを見つけながら目的地に近づいてゆく)なのだが、それはまあイイとして、主人公がメッセージを見つけたら、すぐその意味を理解し、それに従うところあたり「もうちょっと考えろよ〜」とツッコミを入れたくなった。でも、もうすでに上映時間126分なので、これ以上考えたりする時間などないのだろう。そういえば、最初のサイレントヒルの街につくまでの展開もかなり飛ばしている。私はついていけなかったぞ。
さらに、クリーチャーの種類が多いのもどうかと思う。2〜3種類くらいにして、じっくり見せてほしいよなあ。弱点だとか特徴が徐々に分かってきて、攻略できるようになってくるなんてのが、モンスター映画の常道なのだが、その辺の楽しみがないのはなんだか味気ない。まあ、地下病院のゾンビ看護婦には笑ったけど。あんな胸の開いた白衣&乳デカばかりというのは不自然すぎ〜。

あと、子役の女の子がなかなかイイ。シネモンドで近日公開のテリー・ギリアム監の「ローズ・イン・タイドランド」では主役を張っているようなのでそちらも注目。

あ、ロリじゃないよ、俺…。

投稿者:親方
at 03 :21| 映画 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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